2017年6月22日木曜日

野沢温泉のあけびかご


昨日、野沢温泉の三久工芸さんへかごの買い付けに行ってきました。

毎年秋に自生しているあけびつるを採取し、家の中で保存します。最近は、天候や積雪量の少なさで採れるあけびの量が随分減ってしまっているとのこと。。。

野沢温泉では、編むかごの種類によって使うつるを選別し、毎朝使う分だけ温度の高い温泉に浸して柔らかくします。この作業が虫を退治したり、寄り付きにくくしてくれる大切な工程。

野沢のあけび細工には、表皮をつけたまま編む「赤棒(よく見るのはコチラ)」のものと、表皮を温泉で剥いだ「製白蔓」のものと2種類あります。
製白蔓で編んだかごはつるつるとしていて軽く、年月が経つと飴色に変わっていきます。
(…残念ながらLinnéでは「赤棒」のみの入荷です。ぜひ次回!)

一言で「あけびつる」と言っても、採れる場所や使う部分によって太さや柔らかさがいろいろ。野沢のあけびかごは道具と呼ぶにふさわしい、ビクともしないような丈夫さがあり、編み方が美しい!




7月の「かご ざる ガラス展」で初お披露目です!
(日程は近日お知らせします)





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